第25回日本救急医学会九州地方会[The 25th Japanese Association for Acute Medicine Kyushu district meeting]

ご挨拶

第25回日本救急医学会九州地方会

会長 落合 秀信

宮崎大学医学部救急・災害医学教授
宮崎大学医学部附属病院救命救急センター長

このたび、2021年6月25日(金)~26日(土)の2日間、第25回日本救急医学会九州地方会総会・学術集会を開催させていただくことになりました。伝統のある本学会・学術集会の開催を担当させていただけることを大変光栄に存じます。

今回のテーマは「働き方改革と救急医療」といたしました。働き方改革は、昼夜を問わず救急医療に従事し貢献している医療従事者の健康を守る上で大変重要であり遵守すべきものであります。その一方で、救急医療におけるマンパワーの少ない地域では、これまでの救急医療レベルを維持しつつ働き方改革をすすめることが果たして可能かどうかの不安が払拭できないのも事実であります。本学術集会では、救急医療に従事する医療者の働き方改革を推し進めつつ、いかに地域救急医療のさらなる充実を図るかについて、ひろく救急医療に携わる医療者との間で前向きな議論を行う場にできればと考えております。

宮崎での日本救急医学会九州地方会総会・学術集会開催は8年ぶりになりますので、ぜひとも現地開催としたいとの思いでスタッフ一同これまで準備を進めてまいりました。しかしながら最近の新型コロナウイルス感染患者数の急増を受けて幾度もの検討を重ねました結果、通常の現地開催は困難との結論に至り、オンラインによる完全ウェブ形式での開催という苦渋の決断をさせていただきました。皆様にはご不便をおかけして大変申し訳ありませんが、どうかご了承のほどよろしくお願いいたします。オンライン開催になりましても、皆様には十分なご討論を頂けますよう最大限努力させていただく所存でございます。

本会が成功しますよう、そして印象に残る学術集会になるように宮崎大学医学部救急・災害医学分野・救命救急センタースタッフ一同鋭意準備を進めてまいりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

2021年4月吉日